TFCC(Triangular Fibrocartilage Complex)について

TFCCは、手首の外側に位置する三角線維軟骨複合体の略称であり、手首の安定性と動きをサポートしています。TFCCは手首の骨と尺骨(じく)の間に位置し、腕の回旋運動やグリップなどの動作を円滑に行うために重要な役割を果たしています。TFCCの損傷や炎症は、手首の痛みや機能制限を引き起こすことがあります。

TFCCの症状と原因

TFCCの主な症状と原因は、以下のようなものがあります。

  1. 手首の痛み: TFCCの損傷や炎症によって手首の外側に痛みが生じることがあります。痛みは特に手首を回旋させたり、重いものを持ち上げる際に増加することがあります。

  2. クリック音やカチカチ感: TFCCの損傷によって手首にクリック音やカチカチ感が生じることがあります。

  3. 手首の腫れと炎症: TFCCの損傷や炎症によって、手首の外側に腫れや炎症が生じることがあります。

  4. 可動域制限: TFCCの損傷によって手首の可動域に制限が生じることがあります。特に手首を回旋させる動作や重いものを持つ際に影響を及ぼすことがあります。

TFCCの主な原因は、以下のようなものが関与することがあります。

  • 転倒や外傷: TFCCの損傷は、手首を強く曲げたり、転倒したりすることによって引き起こされることがあります。

  • 反復的な過負荷: 反復的な過度の負荷や繰り返しの動作によっても、TFCCに損傷が生じることがあります。

  • 加齢による変化: 加齢によってTFCCが劣化し、損傷が生じることがあります。

TFCCの管理と治療

TFCCの管理と治療には、以下のような方法が用いられます。

  1. 救急処置と診断: 急性のTFCC損傷が疑われる場合は、速やかに医療機関を受診し、適切な評価と診断を受ける必要があります。MRIなどの画像検査が行われることがあります。当院ではエコー検査を用いて損傷度合いの判断を行います。

  2. 保護と安静: TFCCの損傷が軽度な場合は、保護と安静が行われることがあります。ギプス、サポーターなどの固定具の使用が検討されることもあります。

  3. 物理療法とリハビリテーション: TFCCの治癒後は、物理療法やリハビリテーションが行われることがあります。手首の筋力の回復や安定性向上を促すためのエクササイズやトリートメントが行われます。

  4. 外科的治療: 重度のTFCC損傷や保守的な治療が効果的でない場合は、外科的治療が検討されることがあります。手術によって損傷したTFCCの修復や除去が行われることがあります。

当院では、TFCCに対する専門的な評価と治療を提供しています。

経験豊富なスタッフが患者さんの状態を評価し、最適な治療プランを提案します。

手首の痛みや機能制限の改善をサポートするために、個別のアプローチを行います。ご相談やご予約については、お気軽にお問い合わせください。

 

【診療時間】

平日:9時~12時半 14時半~19時半

日曜:9時~15時

休診日:金曜午後・土曜・祝日

 

※完全予約制ですが、骨折などの緊急性の高い外傷は優先して診察します。

 

【院情報】

きしざわ接骨院

〒336-0907

埼玉県さいたま市緑区道祖土(さいど)3-5-20

TEL   048-711-3448

MAIL kishizawaseikotsu@gmail.com

 

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管理責任者 岸澤裕太