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前かがみで抱っこをした瞬間にぎっくり腰?それって椎間板性腰痛かも


ぎっくり腰とは?

ぎっくり腰は、急性腰痛の一種で、突然発生する激しい腰の痛みを指します。重いものを持ち上げたときや、無理な姿勢を取ったときに発生しやすいですが、日常的な動作でも起こることがあります。ぎっくり腰の原因にはさまざまなものがありますが、その中でも「椎間板性腰痛」は特に注意が必要です。

椎間板性腰痛とは?

椎間板性腰痛は、椎間板(背骨の骨と骨の間にあるクッションのような構造)が原因で発生する腰痛です。椎間板は、衝撃を吸収し、背骨の柔軟性を保つ役割を果たしています。しかし、椎間板に過度な負荷がかかると、内部のゼリー状の物質(髄核)が突出し、神経を圧迫することで痛みが生じます。これが「椎間板ヘルニア」と呼ばれる状態です。

椎間板性腰痛の原因

椎間板性腰痛の主な原因には以下のようなものがあります:

1. 前かがみの姿勢

前かがみの姿勢を取ると、椎間板に大きな圧力がかかります。特に、赤ちゃんを抱っこしようとする際に前かがみになると、腰に過度な負荷がかかり、椎間板性腰痛を引き起こすことがあります。

2. 重いものの持ち上げ

重いものを持ち上げる際に腰を曲げた状態で持ち上げると、椎間板に負担がかかります。これにより、椎間板の損傷や髄核の突出が起こりやすくなります。

3. 繰り返しの動作

日常的に同じ動作を繰り返すことで、椎間板にストレスが蓄積し、最終的に痛みを引き起こすことがあります。特に、育児中は同じ姿勢や動作を繰り返すことが多いため、注意が必要です。

椎間板性腰痛の症状

椎間板性腰痛の主な症状には以下のようなものがあります:

  • 突然の激しい腰の痛み: 特に前かがみの姿勢を取ったときに発生します。
  • 腰のこわばり: 動くたびに痛みが走り、腰がこわばる感じがします。
  • 下肢への放散痛: 痛みが腰からお尻、太もも、ふくらはぎ、足先にかけて放散することがあります。

椎間板性腰痛の予防と対策

椎間板性腰痛を予防するためには、正しい姿勢と適切なケアが重要です。以下のポイントに注意しましょう:

1. 正しい抱っこの方法

  • 膝を曲げて持ち上げる: 腰を曲げずに膝を曲げて赤ちゃんを持ち上げることで、腰への負担を軽減します。
  • 体に近づけて抱っこ: 赤ちゃんを体に近づけて抱っこすることで、腰や肩にかかる負担を減らします。

2. 適度なストレッチとエクササイズ

  • 背中と腰のストレッチ: 定期的にストレッチを行い、腰や背中の筋肉をほぐします。キャットカウエクササイズなどが効果的です。
  • 腹筋と背筋の強化: 腹筋や背筋を強化するエクササイズを取り入れ、腰の安定性を高めます。

3. 休息とケア

  • 十分な休息: 腰に負担をかけすぎないよう、適度に休息を取ります。
  • 専門的なケア: 痛みが続く場合や強い痛みがある場合は、専門的なケアを受けることが重要です。当院では、腰痛に対するさまざまな治療法を提供していますので、お気軽にご相談ください。

まとめ

前かがみで抱っこをした瞬間にぎっくり腰を経験した場合、それは「椎間板性腰痛」である可能性があります。正しい姿勢を保ち、適切なケアを行うことで、このような腰痛を予防・改善することができます。お悩みの方は、ぜひ当院でご相談ください。私たちは、皆様の健康と快適な生活をサポートするために、全力でお手伝いいたします。

 

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管理責任者 岸澤裕太