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ストレッチとエクササイズの使い分け


誤解されがちな筋肉のケア

調子が悪い=筋肉が硬い、だからストレッチ

筋肉が硬く感じるとき、多くの方は「ストレッチをすれば良い」と考えます。確かに、筋肉が硬くなっている場合にはストレッチが効果的です。しかし、筋肉が硬い原因が必ずしもストレッチだけで解決できるわけではありません。

調子が悪い=筋肉が弱い、だから筋トレ

一方で、筋肉の弱さを感じるとき、「筋トレをすれば良い」と考える方も多いです。筋力を強化することは重要ですが、筋肉の状態によっては、筋トレが逆効果になることもあります。

筋肉の状態を理解する

筋肉の状態が悪いというのは、大きく分けて「伸びきった状態」と「縮みきった状態」の2つに分類されます。

伸びきった状態

伸びきった状態の筋肉は、過度に引き伸ばされているため、筋力が低下し、正常な機能を発揮できません。この状態では、筋肉が伸びすぎているため、ストレッチをしても改善しないことが多いです。

縮みきった状態

縮みきった状態の筋肉は、過度に収縮しているため、硬くなり、血流が悪化していることが多いです。この状態では、筋肉が縮みすぎているため、エクササイズを行う前に、まずはストレッチで筋肉をほぐすことが重要です。

ストレッチとエクササイズの使い分け

伸びきった状態の筋肉に対して

伸びきった状態の筋肉には、エクササイズが有効です。筋肉を適度に収縮させ、筋力を回復させることで、正常な機能を取り戻すことができます。

  • エクササイズの例: 軽いウェイトを使ったトレーニング、バンドを使ったレジスタンス運動、体重を使ったスクワットやランジなどが効果的です。

縮みきった状態の筋肉に対して

縮みきった状態の筋肉には、ストレッチが有効です。筋肉をゆっくりと伸ばし、血流を改善させることで、筋肉の硬さを解消し、柔軟性を回復させます。

  • ストレッチの例: スタティックストレッチ(静的ストレッチ)、動的ストレッチ、ヨガなどが効果的です。

ストレッチとエクササイズのバランス

適切なストレッチとエクササイズのバランスを保つことが重要です。以下のポイントを押さえて、効果的に筋肉をケアしましょう。

  • 筋肉の状態を確認する: 自分の筋肉が伸びきっているのか、縮みきっているのかを確認し、適切な方法を選びます。
  • ストレッチとエクササイズを組み合わせる: 両方の方法をバランス良く取り入れることで、筋肉の柔軟性と筋力を同時に向上させます。
  • 無理をしない: 無理なストレッチや過度なエクササイズは、逆効果になることがあります。自分の体調に合わせて、適切な強度で行いましょう。

まとめ

調子が悪いと感じたときに、「ストレッチをすれば良い」「筋トレをすれば良い」と単純に考えるのではなく、筋肉の状態に応じた対処法を選ぶことが重要です。伸びきった筋肉にはエクササイズを、縮みきった筋肉にはストレッチを行い、適切に使い分けることで、効果的に筋肉をケアすることができます。

当院では、患者様一人ひとりの筋肉の状態を詳しく診断し、最適なストレッチとエクササイズのプランを提供しています。お悩みの方は、ぜひ当院でご相談ください。私たちは、皆様の健康と快適な生活をサポートするために、全力でお手伝いいたします。

岸澤 裕太

 

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管理責任者 岸澤裕太