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子供に多い骨端症について


骨端症とは?

骨端症とは、成長期の子供の骨の端にある成長板(骨端)が炎症を起こす病気です。成長板は骨の成長を担う重要な部分であり、ここに炎症が発生すると、痛みや腫れ、運動制限が生じます。スポーツや過度な運動が原因となることが多く、特に運動部に所属する子供に多く見られます。

骨端症の原因

骨端症の主な原因は以下の通りです:

  • 過度の運動: 成長期の子供が激しい運動を続けることで、成長板に過度な負担がかかり、炎症を引き起こします。
  • 不適切なトレーニング方法: 無理なフォームや不適切なトレーニング方法が原因となります。
  • 外傷: 転倒や衝突などの外傷が成長板に影響を与えることがあります。
  • 遺伝的要因: 一部の子供は遺伝的に骨端症を発症しやすい傾向があります。

骨端症の症状

骨端症の症状には以下のようなものがあります:

  • 局所の痛み: 運動時や特定の動作で痛みが生じます。特に運動後に痛みが強くなることが多いです。
  • 腫れ: 痛みのある部分が腫れることがあります。
  • 運動制限: 痛みにより、通常の動作や運動が困難になることがあります。

当院での骨端症の診断と治療

当院では、骨端症の診断と治療に最新の技術を用いています。以下に、当院で行っている具体的なアプローチを紹介します。

1. エコー検査

エコー検査は、骨端症の早期診断に非常に有効です。X線では見つけにくい初期の炎症もエコー検査で確認することができます。エコーは非侵襲的で安全な検査方法であり、迅速に診断が可能です。

2. 固定

骨端症が確認された場合、痛みが強い場合には患部を適切に固定します。これにより、成長板の安静を保ち、炎症の進行を防ぎます。ギプスやシーネなどを使用して、患部がしっかりと固定されるようにします。

3. 整形外科との連携

当院では、整形外科との連携を強化しています。必要に応じて、整形外科医への紹介を行い、詳細な診断や追加の検査を受けていただきます。整形外科医の診断を基に、最適な治療プランを立てることができます。

4. 骨折用超音波治療

骨端症の治療には、骨折用超音波治療器を使用しています。この治療法は、超音波の波動を用いて骨の修復を促進するもので、治癒を早める効果があります。骨折用超音波治療は、非侵襲的で痛みがなく、安心して受けていただけます。

骨端症の予防

骨端症を予防するためには、以下のポイントに注意することが重要です:

  • 適切なトレーニング: 無理のない適切なトレーニングプランを立て、フォームや方法にも注意を払いましょう。
  • バランスの取れた食事: カルシウムやビタミンDを含むバランスの取れた食事を心がけ、骨の健康を維持しましょう。
  • 十分な休養: トレーニング後は十分な休養を取り、体と骨をしっかりと休めることが大切です。
  • 定期的なチェック: 定期的に専門家によるチェックを受け、異常があれば早期に対処することが重要です。

まとめ

骨端症は、特にスポーツに励む成長期の子供に多く見られる骨の病気です。過度な運動や不適切なトレーニング、外傷が原因となります。当院では、エコー検査や固定、整形外科との連携、骨折用超音波治療を用いて、骨端症の診断と治療を行っています。お悩みの方は、ぜひ当院でご相談ください。私たちは、皆様の健康と早期回復をサポートするために、全力でお手伝いいたします。

岸澤 裕太

 

【診療時間】

平日:9時~12時半 14時半~19時半

日曜:9時~15時

休診日:金曜午後・土曜・祝日

 

※完全予約制ですが、骨折などの緊急性の高い外傷は優先して診察します。

 

【院情報】

きしざわ接骨院

〒336-0907

埼玉県さいたま市緑区道祖土(さいど)3-5-20

TEL   048-711-3448

MAIL kishizawaseikotsu@gmail.com

 

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自転車は院の前にお停めください

 

管理責任者 岸澤裕太