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足関節 痛風の症例

20歳 男性 立ち仕事

スポーツをした翌日、起床時から左足首の腫れと痛みを覚える。

運動中に足を捻った気もするけどハッキリとした覚えはなし。

昨年、健康診断で尿酸値の高値を指摘されている。

足を引きずりながら当院へ来院。

【初診時】

左足関節の前方から外側で

腫脹(+)圧痛(+)・・・ATFL(+)CF(+-)二分靭帯(ー)
歩行痛(+)溢血(ー)発赤(+)



【検査結果】
外観からは痛風も疑えるが、捻挫や関節炎の腫脹が遅発的に出現し疼痛の原因となっている可能性もあり。

エコー検査を実施。

足関節の前方、距腿関節を撮影。

痛風のエコー

左が患側。
ペンで補正すると

痛風のエコー

赤で囲った部分に滑膜の増殖が見られる。

よって、今回は痛風によるものと判断。

 

『痛風とは?』

お酒のみの男の人がなるイメージかと思いますが実際に多いです。

代謝異常の場合も多いですが、プリン体を多量に摂取することで血中尿酸値が高まる。

それによって、尿酸の結晶体が関節に出来てしまう。(主に足)

尿酸の結晶はトゲトゲした形なので神経や、関節に触れて激痛を引き起こします・・・

 

 

【初回処置】

圧迫包帯

専門医への紹介

【医師の診断結果】

痛風

【今後の治療計画】
当院のすぐ近くに

内科・リウマチ科を専門とする

らびっとクリニック」さんがあるおかげですぐに対応してもらえました。

今回の症例はエコーがなければ、はっきりとした判断が出来ずに難渋したかと思われます。

らびっとクリニックさんでもエコー検査を行ったとの事でした。

改めてエコーの大切さを痛感した症例です。

きしざわ接骨院 岸澤