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踵骨剥離骨折の症例

37歳 男性 調理スタッフ

左足を骨折し、回復してきていたが、

調理の仕事中に右足に激痛を覚える。

痛みの場所は外くるぶしの少し前。

以前から左足のリハビリで当院に通院しており、

右足の痛みが出た翌日に当院を受診。

【初診時】

外果前方の二分靭帯部で

圧痛(+) 腫脹(+) 歩行痛(+) 溢血(ー)


【検査結果】
足部の回外痛も著名であり、部位から二分靭帯損傷を疑う。

エコー検査にて靭帯だけでなく、踵骨の損傷も濃厚と判断。

踵骨剥離骨折のエコー画像

右が患側。

ペンで補正すると

踵骨剥離骨折のエコー画像

【初回処置】

中足部を含むU字シーネ固定(松葉杖なし)

専門医への紹介


【医師の診断結果】

踵骨骨折

※リハビリの同意を得る

【今後の治療計画】

左足の骨折による痛みも残っているため、両足での疼痛管理や荷重の配分が課題となる。

仕事は2週程度の休みを勧め、まずは安静第一でLIPUSによる骨癒合促進。

その後はレントゲンチェックで問題なければ、固定具からサポーターへ変更し社会復帰を予定。


きしざわ接骨院 岸澤