30代 男性
スキーで転倒し左脇から斜面にぶつかる様に転倒し受傷。
5日後に当院を受診。
初診時
体幹運動痛(++)呼吸痛(++)圧痛(++)腫脹(+)内出血(-)
所見から肋骨骨折を疑い、エコー検査を実施。
エコーにてハッキリと骨線の乱れを確認。
骨折を確信しテーピングとリブバンドにて処置をして、提携先のクリニックに紹介状を作成。
レントゲン検査、診察の結果「左肋骨骨折」のご診断。
当院にてリハビリの同意と依頼を得る。
「リハビリ内容」
日中のリブバンドの常用、毎日の通院を指示。
来院時は骨癒合を早める超音波治療器LIPUSを20分と、椎肋関節と胸肋関節のモビリゼーションを主として施す。
約3W経過のエコー画像
骨折の断端同士が薄い膜(仮骨)で覆われている様子が確認できる。
約5W経過のエコー画像
断端がきれいに癒合している様子がはっきりと映り込む。
患部の圧痛、呼吸痛等も改善される。
若干の体幹回旋時にハリ感を訴えるも、パーソナルトレーニングを受けているとのこと。トレーニングを行うことで改善が見込めるため、当院でのリハビリを終了とする。
【所感】
肋骨骨折は受傷機序、所見から分かり易い外傷だが肋間筋・外腹斜筋などの挫傷と鑑別が困難な印象を覚える。
エコーにて骨折部を描写出来たことで鑑別をハッキリ行うことが出来た。
今回もエコーに助けられた形となる。
途中から肋軟骨部での痛みを訴えていた時期があったので、リハビリの初期段階から想定しておく必要があった。
きしざわ整骨院
岸澤