慢性腰痛専門院
慢性腰痛の定義
慢性腰痛に苦しむ方は日本に数万人いると言われています。
地球上の動物で唯一の二足歩行をする人間。
本来は手を自由に使えるようにして、視野を高くし、狩りを円滑に行うための進化の結果でした。
しかし、現代では「狩り」どころか「歩く」事すら不十分になっている人ばかり。
このギャップによって身体に無理が生じてしまうのも当然ですね。
それが腰に発生しやすいのです。
「慢性腰痛」
と、言葉はよく聞きますが定義をご存知でしょうか?
言葉を分解すると当たり前のことですが、
「慢性疼痛」
「腰痛」
の複合語です。
「腰痛」に関しては何も説明が要りませんね。
「慢性疼痛」とは
【急性疾患の通常の経過あるいは創傷の治癒に要する妥当な時間を超えて持続する痛み】
※wikipedia参照
です。
この文面にある「妥当な時間」とは3ヶ月、または6ヶ月とされています。
なので、「慢性腰痛」とは
「3~6ヶ月以上続く腰痛」
の総称となります。
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「大体の腰痛の人がそうじゃない?」
と、思った方。
その通りです。
腰が痛い人はほとんどが年単位で痛みを抱えています。
きっと周りの人でも思い当たるのではないでしょうか?
日本に慢性腰痛だらけなのは納得ですね。
整形外科が最強?
慢性腰痛になって最初に受診するのは、当院のような整体ではなく、整形外科に行かれる方がほとんどだと思います。
そこで行われるのは
「レントゲン検査」
「鎮痛薬(+胃薬)の処方」
「電気+牽引」
です。
まず、
レントゲン検査によって
「少しヘルニア」
「狭窄症気味」
「軟骨が減ってる」
などの診断を受けるのがほとんど。
しかし
ヘルニアや狭窄症が画像上であっても、痛みには直結しません。
画像上の異常があっても痛くない人はたくさんいますし、
逆に異常がなくても痛がっている人も大勢います。
これは全世界の西洋医学の常識になってきています。
本当に、この診断は正しいのでしょうか?
別に診断が嘘かと疑っているわけではありません。
確かにヘルニアや狭窄症はあるのだと思います。
だから診断をすることは間違っていません。
ただ、それを「痛みの原因100%」とすることが正しいのか疑問です。
ヘルニアや狭窄症があるということは、そこにそれだけ負担が掛かりやすい身体の使い方や、姿勢をしていたのでしょう。
それはとても有力な情報です。
しかし私にはそれだけが原因とは思えません。
また、広いリハビリ施設をもつ整形外科で行われる
「牽引」
も如何なものでしょうか?
2012年に日本整形外科学会が出版した
というものがあります。
…これ、凄く興味深いので医療用語に抵抗ない方は是非読んでみてください。
リンク先から無料でPDFが手に入ります。
で、その中で様々な治療を医学的根拠を基にランク別にしています。
A.B.C.D.I
で、Aが最高です。
Iはちょっと・・・です。
「牽引療法」はどうでしょうか?
Grade I
牽引療法が腰痛に対して有効であるエビデンスは不足している。
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あれ!?
って感じですよね。
エビデンス(=医学的根拠)がないのです。
対して当院で行われている
「徒手療法」(=手で行う治療)は
GradeB !!
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実は
牽引より効果認められてるんです。
長くなってしまったので、続きます。