SLAP損傷について
SLAP損傷は、肩関節の上方（上部）に位置する軟骨の縁が損傷する状態を指します。
肩関節の安定性と動きをサポートする重要な部分であるSLAP構造が損傷を受けることによって、肩の痛みや機能制限が生じることがあります。
スポーツや転倒などの外傷、反復的な過度の肩の使用などがSLAP損傷の原因となります。
SLAP損傷の症状と原因
SLAP損傷の主な症状と原因は、以下のようなものがあります。
肩の痛み: SLAP損傷によって、肩関節の上部に痛みが生じることがあります。痛みは特に肩を使った動作や重いものを持つ際に増加することがあります。
不安定感: SLAP損傷によって肩の安定性が低下することがあり、肩が不安定に感じられることがあります。
可動域制限: SLAP損傷によって、肩の可動域に制限が生じることがあります。特に肩を外転したり、上腕を上げる動作に影響を及ぼすことがあります。
弱い握力: SLAP損傷によって、手の握力が弱まることがあります。
SLAP損傷の主な原因は、以下のようなものが関与することがあります。
外傷: スポーツでの肩への直接的な衝撃や転倒などの外傷がSLAP損傷の原因となることがあります。
反復的な過負荷: オーバーヘッド動作や重いものの持ち上げなど、肩に反復的な過度の負荷がかかることによってもSLAP損傷が生じることがあります。
SLAP損傷の管理と治療
SLAP損傷の管理と治療には、以下のような方法が用いられます。
経過観察と安静: 軽度のSLAP損傷の場合は、経過観察と安静が行われることがあります。症状の程度や患者さんの生活に応じて、安静や制限された運動が推奨されることがあります。
物理療法とリハビリテーション: SLAP損傷の治癒後には、物理療法やリハビリテーションが行われることがあります。筋力の回復や肩の安定性を向上させるためのエクササイズやトリートメントが行われます。
外科的治療: SLAP損傷が重度で保守的な治療が効果的でない場合は、外科的治療が検討されることがあります。手術によって損傷したラブラムを修復するなどの手術処置が行われることがあります。
当院では、SLAP損傷に対する専門的な評価と治療を提供しています。経験豊富なスタッフが患者さんの状態を評価し、最適な治療プランを提案します。痛みの軽減と肩の安定性を回復させるために、個別の物理療法やリハビリテーションを提供します。
ご相談やご予約については、お気軽にお問い合わせください。当院のスタッフが丁寧に対応し、SLAP損傷による肩の痛みや機能制限の改善をサポートします。